AutoCAD (その互換CAD)について、ディレクトリの区切り文字についてまとめます。
- \ と / が使えます。(\ は、日本語OSでは¥で表示されます。ちなみに、韓国語OSでは₩)
- API(LISP, ADS, ARX等)の文字列定数の中(” ” で囲む)では、\ を \\ と書く必要があります。これを嫌って、/ を使う人が多いようです。
- 文字図形 (MTEXT, TEXT) において、\U+xxxx, \M+Nxxxx と16進数表記することで Unicode文字、マルチバイト文字を記入できます。
- MTEXTでは、\ は制御文字(\a1; 中央あわせ, \c30; オレンジ色, \2x; 高さ2倍など) として特別な意味を持ちます。\ そのものを表示したい場合は\\ とします。
- メニューマクロ中の \ は、ユーザー入力待ちになります。
IntelliCADにおける問題…
InteliCADスクリプト処理は、スクリプトファイル(.src)中の文字列 \ を / に置き換えてから、メニューマクロの解析処理へ渡されるようにプログラムされています。その結果、制御文字を含んだMTEXT図形を作成しようとすると失敗するなどの問題が発生しています。
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