ODAの設立の背景…

本家サイトの「About the ODA」ページを翻訳しました
> http://www.ebatech.jp/open-design-alliance/about-oda/

Visioは、当初、フローチャートを描くことを目的としたソフトでしたが、機能を加える従い、建築平面図など簡単な図面をカバーできるようなソフトウェアに成長しつつありました> 配管図など接続情報を持った図面は、Visioを使うととても便利です。

当時、Autodesk社はDesign系ソフトウェアの分野で No.1になろうと、「設計者が必要とするSoftwareはすべて提供する」と宣言し、AutoCADだけの会社ではないことをアピールしていましたので、面白くありません。そこで、Visioと、ほぼ同等な機能を備えた対抗製品(Actrix)を発表します。

これようなAutodesk社の動きに対して、Visio社がAutoCADの牙城を崩そうと狙ってプロデュースしたのがIntelliCADです。 「IntelliCAD」は、Visioが1から行ったものではなく、Boomeran Technology社が開発していたAutoCAD互換インターフェイスを持ったソフトウェア(Phenix)と、MarComp社が開発していたDWGファイルを読み書きするライブラリ(Autodirect→のちの OpenDWG Toolkit)を買収することで実現できた製品でした。

Visio社による、ODAの設立は、流通しているCAD図面フォーマット(DWG/DXF)がAutodesk社独自のものであるという状況に対して、疑問を投げかけたものだったと言えると思います。

Autodesk製品を使わなければ図面を作成&編集&印刷できない… という状況は、よろしくないのでは? もっと様々なソフトによって DWG/DXFファイルを扱えるても良いのでは?

これは、すなわち、本サイト設立の背景(目的)でもあります…

タグ: , , , , , ,

コメントをどうぞ