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ODA – DWGdirect と ITC – IntelliCAD

2010年3月17日 水曜日

ODAが、ITCとの最近の協力関係についてプレスリリースを行いました。
http://www.opendesign.com/node/521

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DWG 2010 対応

2009年9月16日 水曜日

Open Design Alliance (ODA) が、DWG 2010 サポートをアナウンスしました。http://www.opendesign.com/node/429

2010 DWGをサポートした DWGdirectは、新たに Ver. 3  となりました。バージョン番号が変更されている(2.x → 3.x )ことから推測できますように、従来の 2.x  とは互換性がありません。

まだ、 3.x はBeta版 (正式リリースではありません)。

ODAでは、メンバーからのフィードバックを得て、可能な限り早くリリースしたいとしていますが…  2010DWGは、市場にどの程度出回っているんだろ?(正直、あまり聞かない)

DWGファイルをサポートする各製品に搭載されるのは、まだ当面先だと思われますが…  こうして、ODAが、当然の事のように AutoCADの最新フォーマットに追従したライブラリを提供して頂ける事に感謝致します。

AutoCAD 2010 パラメトリック機能

2009年6月16日 火曜日

ODA が LEDAS社との技術提携をアナウンスしました。
http://www.opendesign.com/node/387

この技術提携が、何を意味するかと言いますと… DWGdirect を利用したアプリケーションが、AutoCAD 2010よりサポートされたパラメトリック機能をサポートできる可能性ができた… ということになります。

AutoCAD互換CAD製品を提供するメーカーにとって AutoCAD 2010よりサポートされた「パラメトリック機能の実装」は、大きな課題とされていました。

そんな折… 先日、参加したODA World Conference in Leiden (オランダ) にて見せて頂いたLEDAS社のプレゼンテーションは、参加者の注目を大いに集めました…

  • AutoCAD 2010に実装されたパラメトリック機能は、私達からすれば何ら新しいものではありません> 私達のパラメトリックエンジン(LGS 2D)を使えば実装可能です。
  • AutoCADがサポートしてしまったので市場に出す機会を失ってしまいましたが… 2009以前のバージョンにて、同様な機能をARXアプリケーションで試作していました>実際に、AutoCAD 2007 にて動作するものを見せて頂きました。
  • DRX-APIは既に調査済みです。AutoCAD互換CAD上で動作させることも可能だと考えていますが…  DWGdirect側にて、2010DWGへの保存に対応して頂かない事には、データを作成しても 「図面に保存する術」 がありませんので… 早く対応して下さい (笑)

というようなものでした。

その後、LEDAS社とは、コンタクトを取っていて… 製品化された際には、是非とも日本語バージョンを提供したいと考えております。

ODAの歴史

2009年2月20日 金曜日

本家サイトの「OpenDWG History」ページを翻訳しました
> http://www.ebatech.jp/open-design-alliance/about-oda/opendwg-history/

日本におけるCAD市場は、他の英語圏の国と比べると、少し特殊だったかと思います。ここ数年、日本においてもAutoCAD-DWGフォーマットが、デファクトスタンダートとなりつつありますが、海外におけるAutoCADシェアとは比較になりません。

日本では、 翻訳されていない英語バージョンのソフトウェアが受け入れられることはまずありません。また、日本における独自の設計基準などが、海外製CAD製品にとっては、大きな障壁となっているようです。

DXFファイルは、Autodesk社の思惑通りに、国内においても「CAD標準交換フォーマット」として受け入れられ、ほとんどのCADが採用していましたが、オープンなテキスト形式であったため、入出力機能をプログラムするのに、特別なライブラリは必要とされませんでした。ですが、DXFのファイル仕様が良く理解されないまま作成されたデータも少なくなく、「DXFよる交換はデータが化ける」というのが、一般的な認識となってしまったように思います。

私の記憶では… 国内において、DWGファイルの構造を初めてオープンな情報として提示したのは、(有)ページワン だったと思います< 1997年頃。

ODA設立によって登場したOpenDWG Toolkit (通称 ODT) は、Internet 普及期とも重なり、国内においても、バイナリ形式であるDWGなら大丈夫だろう!という、ある意味安易な理由から、国産のほとんどのCADベンダーが ODT を使って、DWGファイルの読み書きをサポートするようになりました。

ODAの設立の背景…

2009年2月15日 日曜日

本家サイトの「About the ODA」ページを翻訳しました
> http://www.ebatech.jp/open-design-alliance/about-oda/

Visioは、当初、フローチャートを描くことを目的としたソフトでしたが、機能を加える従い、建築平面図など簡単な図面をカバーできるようなソフトウェアに成長しつつありました> 配管図など接続情報を持った図面は、Visioを使うととても便利です。

当時、Autodesk社はDesign系ソフトウェアの分野で No.1になろうと、「設計者が必要とするSoftwareはすべて提供する」と宣言し、AutoCADだけの会社ではないことをアピールしていましたので、面白くありません。そこで、Visioと、ほぼ同等な機能を備えた対抗製品(Actrix)を発表します。

これようなAutodesk社の動きに対して、Visio社がAutoCADの牙城を崩そうと狙ってプロデュースしたのがIntelliCADです。 「IntelliCAD」は、Visioが1から行ったものではなく、Boomeran Technology社が開発していたAutoCAD互換インターフェイスを持ったソフトウェア(Phenix)と、MarComp社が開発していたDWGファイルを読み書きするライブラリ(Autodirect→のちの OpenDWG Toolkit)を買収することで実現できた製品でした。

Visio社による、ODAの設立は、流通しているCAD図面フォーマット(DWG/DXF)がAutodesk社独自のものであるという状況に対して、疑問を投げかけたものだったと言えると思います。

Autodesk製品を使わなければ図面を作成&編集&印刷できない… という状況は、よろしくないのでは? もっと様々なソフトによって DWG/DXFファイルを扱えるても良いのでは?

これは、すなわち、本サイト設立の背景(目的)でもあります…