新製品 IJCADX とは?

2011年1月23日

新たに 「IJCADX」 という ItnelliCAD 製品をリリースしました。
http://www.intelli.jp/products/ijcadx

是非とも 体験版をお試し頂きたいのですが… これまでの インテリジャパン製品とは、明らかに性質が異なる商品となっています。

同じ IntelliCAD ソースから派生した製品ですが、その生い立ちが全く異なります。

これまで、インテリジャパンは、国内の開発チームによって、ソースコードを独自にメンテナンスしてまいりました。 主な、ターゲットを 「企業ユーザー向け専用システム」 としていたことから、

  • 漢字 / 半角カタカナなど、日本語固有の問題への対応。
  • 国内で流通する様々な .dwg / . dxf ファイル への対応を強化。
  • AutoCADで動作する AutoLISP アプリケーションの移植性。
  • 専用システム構築のプラットホームとしての 独自API拡張。

といった 分野(アプリケーションプラットホームとしての利用)に力を注いできました。その結果として、最近のAutoCADとは、かなり乖離したCADシステムとなっていました。

IntelliCADを始めた当初は、「AutoCADと同じ操作で図面を描けます」と言っても大丈夫だったのですが、最近、これを言いますと 「?」 という反応を受けます。(苦笑)

海外の IntelliCAD製品に目を向けますと、新しい AutoCADインターフェースと違和感がない様に、沢山の機能拡張を行っています。 その分野に興味がなかった… ということはないのですが、私達は「機能拡張」よりも 「速度と安定性」を重視しておりました。

ですが、お客様からの 「AutoCAD “LT” の変わりになるCADが欲しい」 というご意見を多数頂く様になり、この度、IJCADX という製品を新たなラインナップとして加えることになりました。

IJCADX は、海外の開発チームによってメンテナンスされています。

いずれにせよ、本命は 「次期 IntelliCAD プラットホーム」 をベースにした製品であることに代わりはありません。

DWGは、Autodesk社の商標です.

2011年1月22日

昨年、DWG の商標権についての抗争に決着が付いた。

参考:

DWG は、Autodesk社の商標である。 AutoCAD 図面ファイル形式 .dwg (小文字)は問題にならないそうですが、公式な文書に「DWG」 と大文字で書く場合は、「Autodesk® DWG™」 となる。

詳しくは、Autodesk社Website – Legal Notices & Trademarks に説明があります。

Open Design Alliance より提供されるライブラリを使って、.dwg ファイルを読み書きする、 我社 IntelliCAD – AutoCAD 互換CAD 製品は、しばらくの間、かなりややこしい話となります。

というのは、多くの AutoCAD互換CAD製品が使う Open Design Alliance ライブラリ は、「DWGdirect」 と呼ばれていた 3.2 以前のもので、Teigha と呼ばれるようになった新しいバージョンのライブラリは、クラス名、ファイル名なども全て変更(drx → tx )になったため、その影響範囲が大きく、ライブラリ そのものが安定していない…

3.2 以前の ODAライブラリを使ったアプリケーション向けの拡張機能は、.drx で提供されますが、いずれは、.tx という拡張子としなければなりません。 次期 IntelliCAD は、完全な ODAアプリケーションとして生まれ変わりますが、コマンド実装は、全て .drx であるため、大幅な書き直しを余儀なくされます。

DWG is the native file format for Autodesk® AutoCAD® software and is a trademark of Autodesk, Inc. IntelliCAD Technology Consortium is not affiliated with Autodesk, Inc.

明けまして、おめでとうございます.

2011年1月1日

2011nenga-本年も宜しくお願い致します。

サーバー引越し終了

2010年11月12日

長年、基本的には自前のサーバーで、あれこれ運用していたのですが、近年は、結果的には借りたほうが安い!と、レンタルサーバーを使うようになりました。ですが、実際に運用を始めてみると、あれこれ不満がでてきて、1年契約で使ってみては引越し… を繰り返しております。

ドメインを沢山保有しておりますが… それぞれ、いろいろな会社で管理するのも面倒なので、数年前より、お名前.com でまとめて管理するようになりました。

その流れで、お名前.com / 共有サーバー も利用していた時期があります>共有サーバーは、いろいろ制約が多いものの、まあ、普通でした。今回、お名前.com の VPS を借りてみたのですが、最悪でした。

クレームが多くなれば、そのうち良くなるんでしょうが… ビジネス用途には無理と判断。1年契約したのですが… 3ヶ月で見切りました。

ゴルフ場 – グリーン> 3次元計測 / 点群データによる視覚化の検討

2010年9月27日

グリーン面を 3次元レーザースキャナ(TOPCON GLS-1500)で計測したデータを頂きました。最近、興味を持って調査している POINTOOLS という点群処理専用のソフトウェアを使って何かしら出来ないか?

POINTOOLS へ計測データ(点群)を取り込んだ状態… 計測時に座標と一緒に取得した色情報によって着色しています。

GolfGreen1

POINTOOLSには、取り込んだ点群を標高によって色分けする機能があり、設定:0.05(m) で濃淡色を繰り返すことで、5cm ピッチの等高線と同じような結果が得られました。

GolfGreen2

視点を上面(XY平面=真上から見た状態)にした状態。

GolfGreen3

3次元スキャナーによる計測は、その特性上、グリーン境界外のデータも一緒に取得されます。そこで、グリーン外側の点群データを除外… 別途、TS測量などによって境界座標が判っている場合は、点群データと境界線データを合成することで、より正確なグリーン領域を作る事ができますが、今回は、スキャンされた「色」を頼りに大まかに境界を作成しました。

GolfGreen5

GolfGreen6

この類の計測された点群データの加工&視覚化の用途において、計測した点群データを元に 3D-CAD でモデリング(CADデータ化)する必要はなく、POINTOOLS(点群のまま解析)は、とても有効なソフトウェアになるかもしれません。

POINTOOLS 日本語版の問合わせ> 3D Geosolution LLC

iPhone iPad – 土木 3次元地形 モデル表示

2010年9月13日

iPhone / iPad 向け3次元モデルビューア「 iRhino 3D」を見て、これを土木に活用できないか?と考えておりました。

iRhino 3D は、Rhinoceros という 3D-CAD のデータ形式(3DM)用のビューアなので、建設業には馴染みが少ないと思います。

Rhinoceros は、3次元自由曲面(サーフェス)を扱うのが得意な 3D-CADで、主に曲面が多様される工業製品のデザインに利用されています。

ですが… これ(3次元自由曲面)は、土木分野における3次元モデル作成においては、必須となる「地形」のモデリングに好都合なのではないかと…

測量会社さんより、ゴルフ場の測量図とTS観測点の座標データ(CSV)を頂き、Rhinocerosでモデリングしてみました。

Golf-DXF

手順

  1. 測量図 – 平面 ( 2D – DXF) をRhinoへ取り込む。
  2. 観測点(点名, X,Y,Z)が納められたテキストデータを Rhinoへ点群として取り込む>平面図とX,Y座標を合わせる。
  3. 平面図を参考にしながら、取り込んだ点群をスナップ>トレースして境界曲線を作成する。
  4. 作成した境界曲線に面を貼る(グリーン面, FW面などの面発生の際には、独立した観測点も含める)。
  5. それっぽくなるようにマテリアルを割り当てる。
  6. 完成した 3DM ファイルを iPhone へ転送。

Golf-iPhone

3Dモデルを取り込んでますから、iPhoneのタップ&ピンチ操作によって、拡大したり、グルグルと回してみる事が出来ます。

今回は、試行錯誤しながらのモデリングでしたので半日ほど掛かってしまいましたが… 慣れれば、1ホール1時間もあればモデリングできそうな感じです。

ご興味があれば、ご連絡下さい。
http://www.ebatech.jp/contact

3Dスキャナ(点群) → 地形モデル → iPad

2010年8月19日
RhinoTerrain - iRhinoRhinoTerrain – iRhino

3次元地形モデルを iPad へ取り込み、グルグルと回転させることが出来れば、いろいろな用途に利用できそうです。

使用したソフトウェア

  • PC側:Rhinoceros + RhinoTerrain
  • iPad側:iRhino

RhinoTerrainは、Rhinocerosへ点群データを取り込み、地形モデル(サーフェス)を生成するPluginです。大量の点群から最適な地形モデルを高速に生成します。

iRhinoは、Rhinocerosのネイティブデータである 3DMファイルをiPhone/iPadで表示するためのアプリケーションで、非常に高速にモデルを回転したり、拡大縮小したりできます。iPhone/iPadならではの2本指操作でモデルを自由にビューイングできるのは、とても快適!

ただし、iPadのハードウェアからくる制約から、大きなモデルデータを扱う事は出来ません(大きなデータを読ませてみると… 時間がかかった挙げ句、強制終了します)ので、データを軽くする工夫が必要になります。

3DMファイル:20MB程度、ポリゴン数:500,000 あたりが上限の目安となるようです。

前のが良かった… というのは世の常?

2010年7月26日

今月末、1年契約で借りていたVPSの更新時期を迎えた。

これといって不満な点は無かったんだけど… 浮気してみたくなり、別の業者へ乗り換えることにしたのですが… スペックだけでは、使い勝手は判りませんね。

乗り換えた後に、前のが良かった… というのは、世の常か? 不満な点が一杯。

朝礼スピーチ – SoftBankショップにて…

2010年6月16日

先日、SoftBank 携帯を契約したときの話を紹介します。 私の場合、1年ほど前、SoftBank 回線→ 番号そのまま auへ移動したのですが… 最近、主要取引先が SoftBank へ乗り換えたこともあり、電話代節約(SoftBank間 – 無料)のために、au はそのまま残し、SoftBank 回線を新たに契約することにしました。 既にSoftBank端末を持っていますので、SIM契約(通話専用 \980/月)のみで良いはず… という状況。

最初、ショップAの女性店員に端末持込(SIMのみ契約)を断られ、次に別のショップBでもっと酷い対応(持込不可&高額な機種を薦める)を受けました。

翌日、一番安い機種で契約するつもりでショップAを再訪問、別の店員に丁寧に対応して頂きました。事情をいろいろ説明したところ「うちのショップ(会社)の規則では対応できないのですが… ショップCなら大丈夫かもしれません」と別のショップ(会社)を教えて頂き、サイトで調べて地図まで印刷してくれました。ショップCを訪れ「端末持込なのですが大丈夫でしょうか?」と尋ねると、即OK>30分ほどで回線開通しました。

  • ショップA:
    会社側の規則の制約の中で可能な限りお客様に満足して頂けるよう努力するスタッフが居る。(スタッフのスキルによっては、期待とおりのサービスが得られないかもしれない)
  • ショップB:
    会社側の都合を一方的にお客様へ押し付けるスタッフしかいない。
  • ショップC:
    会社側があらかじめお客様の多様なニーズに応えるための体制を提供している。スタッフはマニュアル通りに動くだけで良い。

どのショップで働きたいだろう? 一番楽なのはCですね。

私は、次に何かを求める場合は、親切にして頂いたショップAの店員さんを訪ねます。私達に何ができるだろか? 考えてみよう…

HTML で バーコード(QRコード)を簡単に書く

2010年5月15日

本日の勉強会で教えていただいたネタ

例:http://www.intelli.jp

ソース:<img src=”http://chart.apis.google.com/chart?chs=150×150&cht=qr&chld=L|1&choe=UTF-8&chl=http://www.intelli.jp”>

例:http://www.altertech.jp

ソース:<img src=”http://chart.apis.google.com/chart?chs=150×150&cht=qr&chld=L|1&choe=UTF-8&chl=http://www.altertech.jp”>

実際、携帯電話で読み取ると正しくURLが作成されていることが判ります。引数:chl の部分を、URLに限らず任意の文字列に変更することができます。

詳しくは、こちら(Google Chart API