Qt 4.6 インストール – Qt Creator & VC++2008

2010年1月16日

Windows にて、Qt & VC++ 環境を作ろうして、2通りの方法を考えました…

  1. Qt SDK (Qt Creator + MinGW) に、VC++ ビルド環境を加える。
  2. Visual Studio 2008 – Qt 開発環境(Qt Framework + Visual Studio Plugin)に、Qt Creator 環境を加える。

Qt Creator (Qtより提供される統合環境)を使ってみたい… ということで Qt SDK をインストール> (1) のアプローチを試みる。

ですが… Qt SDK は、デフォルトのコンパイラに MinGWが使われており、VC++用のライブラリ(バイナリ)が含まれていない点が厄介。

VC++用のライブラリを作成するには、VC++で Qt ソースをビルドしなければならないので、(1)のアプローチをするにしても、(2) と同様な環境が必要になります。

そこで、(2)のアプローチ>1つ前の記事 「Qt 4.6 インストール – 統合環境に VS2008 を使う」 で作成した環境に、後から Qt Creator を加えることにしました。

ダウンロード

Qt Downloadサイトより「Qt Creator 1.3.0 ソースパッケージのダウンロード (12 Mb)」をダウンロードする。

インストール

コマンドプロンプト(DOS窓)でQtプログラムをビルドできる環境を用意する。(Qt Framework をインストールすることで作成される 「Qt 4.6.0 Command Prompt」を起動するのが簡単)

  1. ダウンロードしたファイル(qt-creator-1.3.0-src.zip)を解凍する。
    例: C:\Qt\qt-creator-1.3.0
  2. コマンドプロンプト(DOS窓)にて…

    >解凍した場所(qtcreator.proが保存されている場所)へ移動

    >qmake qtcreator.pro
    >nmake release

    ビルドは、環境にもよると思いますが、1時間以上かかります…

  3. ビルドが終わると、/bin/qtcreator.exe および、実行に必要なファイルが生成される

起動

Qt Creator (qtcreator.exe) は、Qt アプリケーションなので、実行には、QtCore4.dll QtGui4.dll など、ランタイムが必要> 既にインストールされている Framework (C:\Qt\4.6.0\bin) へ PATH を通すことで解決する。

※なお、Qt Creator は、一度起動に成功すると環境設定ファイル(保存場所はここ)を生成>次回の起動からは、PATHが設定されていなくても起動する。(言い換えれば、Qt ランタイムの保存先を変更する場合など、参照先が古いままになる可能性がある)

環境設定

ツール(T)> オプション(O)> オプションダイアログを表示,
Qt4 – Qt Versions にて、Qt のバージョンと、VC++コンパイラのバージョンが正しく認識されていればOK!

デバッグヘルパが「×」となっている場合は、[リビルド]ボタンを押す。
参照> jom.exe が見つからない?

こちらの記事が大変参考になりました… ありがとうございます。
http://www.off-soft.net/ja/develop/qt/qt11.html

Qt アプリケーション作成

Qt Creatorにて、プロジェクトを作成>ビルド>実行!成功!

Qt Creatorは、Visual Studio用のソリューション(.sln) / プロジェクト(.proj) ファイルを作成しませんが、Visual Studio に、Qt4 Plugin がインストールされていれば、追加される 「Qt」 メニュー>より、Qtプロジェクトファイル(.pro) を開くことが出きます。 Visual Studioにて保存すればソリューション(.sln) / プロジェクト(.proj) が作成されます。

こうして… 無事に、MinGWを使わず、同じプロジェクトを、Qt Creator / Visual Studio どちらでも開ける環境が整いました。 それぞれの良いところ取りが出来そうです… (拍手!)

Qt 4.6 インストール – 統合環境に VS2008 を使う

2010年1月15日

Qt Creater を使わずに、Visual Studio で Qt を使う場合…

メリット
  • コンパイラに VC++ が使えるので、VC++ 用に提供されているSDKを使いやすい。
  • 新しい環境「Qt Creater」に慣れる必要が無い。
デメリット
  • アドインを使うことでVSに統合でき、プロジェクトのウイザード、Qt Designer(ダイアログデザインに使う)の起動などが出来るようになるが、開発環境としては「Qt Creater」よりも使い勝手が悪い。

ダウンロード

Qt Downloadサイトより「Qt: Framework Only」をダウンロードする。使用するコンパイラ毎にダウンロードファイルが用意されており、Windows – VC++ の場合、ターゲットはVS2008(VC9)用となる。 VS2005(VC8)を使いたい場合は、ソースからビルドしなければならないみたい… 面倒そうなので、素直に、VS2008を使うことにした。

VS への統合するために、Qt Downloadサイトより「Visual Studio Add-in (44 MB)」をダウンロードする。Visual Studio環境にて Qt を使う場合、このプラグインは必須といえる。

インストール

既に Visual Studio 2008 がインストールされている状態から… なお、私の環境は、Professional Edition。無償-Express Editionは試しておりません。 

  • ダウンロードしたファイル(qt-win-opensource-4.6.0-vs2008.exe)を実行。
    1. 画面の従う…
    2. デフォルトのインストール先(C:\Qt\4.6.0)を変更できる…
    3. 画面の指示に従う…
    4. インストール終了、Qt Assistant と Demo を起動するか?問われる。

この時点で、スタートメニューに 「Qt by Nokia v4.6.0 (VS2008 OpenSource) 」が作成され、Qt Assistant, Qt Designer, Linguist などのショートカットが登録される。 統合環境「Qt Creator」は、Framework Only には含まれない。

コマンドラインで開発を行う場合は、ここまでで環境が整う> スタートメニューに登録される「Qt 4.6.0 Command Prompt」を実行すれば、環境変数などが整った状態でコマンドプロンプト(DOS窓)が起動する< これの実態は、(C:\Qt\4.6.0)\bin\qtvars.bat

システム(OS)の環境変数は変更されない。

Demoは必見!Exampes and Demos (/bin/qtdemo.exe)を起動… 左側のメニューから興味のあるカテゴリ(例:Graphics View)分野を選択>メニューがカテゴリに含まれるプログラムの一覧に入れ替わるので、どれかを選択(例:Elastic Nodes)… 右下にある [Launch]ボタンを押すと、プログラムが起動する。カテゴリの一覧に戻るには、右下にある[Back]ボタンを押す。

  • ダウンロードしたファイル(qt-vs-addin-1.1.2.exe)を実行する。
    1. Choose Components(コンポーネントの選択)画面で、デフォルトで VS2008 が選択されいる。 VS2005を選択することもできるが… VS2005用ライブラリはバイナリ提供されていないので、Qtをソースからビルドしなければならないはず… (試してません)。
    2. デフォルトのインストール先> C:\Program Files\Nokia\Qt4VSAddin
    3. 終了

Visual Studioを起動すると、メニューに 「Qt」が追加されている。また、新しいプロジェクトを作成> プロジェクトの種類として 「Qt4 Projects」>Qt Application, Qt Library などのテンプレートが選択できるようになり、Qtアプリケーションを作成する上で必要なプロジェクト設定を実行するウイザードが利用できる。

ソリューションエクスプローラーにて、プロジェクトに含まれるリソースファイル(.ui) をダブルクリックすると、Qt Designer (Qt のリソースエディタ)が起動する… これは、便利。

※でも… Qt Creator も使ってみたい…

Qt 4.6 インストール – 統合環境に Qt Creater を使う

2010年1月15日

4.6より統合環境「Qt Creater」が日本語化され、とても使いやすくなりました。 コンパイラは、 MinGW が標準となっています。

Windowsにて、コンパイラに VC++ を使いたい場合は、「Qt Creater」を使わず、用意されている Visual Studio用プラグインを使い、Visual Studio環境にて使うことができます>Qt 4.6 インストール – 統合環境に VS2008 を使う

Qt Creater を使う場合…

メリット
  • インストールがとても簡単。
  • デバッガなど、統合環境が使える。
デメリット
  • コンパイラに VC++ を使うには?VC++ 用に提供されているライブラリの設定は?標準インストールされた状態から外れた事をしようとすると面倒…

ダウンロード

Qt Downloadサイトより「Qt SDK: Complete Development Environment」をダウンロードする。

インストール

ダウンロードしたファイル(qt-sdk-win-opensource-2009.05.exe)を実行するだけ!

※Qt フレームワークの学習には、このアプローチが最適!(MinGWによって、MSVCランタイムモジュールに依存しないプログラムが生成される)。 コンパイルに VC++を使う環境を作りたい場合は、このアプローチ(Qt SDK – All in One のインストール)は、むしろ回り道になると思います。

脳味噌ぶら~ん

2010年1月13日

このまとめWikiは、大変に重宝します… http://www.nbrains.net/php/pukiwiki/
参考にさせて頂いております。

Open Dinamics Engine

2010年1月10日

http://www.ode.org/ – Open Dynamic Engine(ODE)とは? C++ 向けの「三次元動力学シミュレータ」ライブラリと呼ばれるもので、大学でロボットを研究している先生(下の本の著者)が、その普及活動をしているということもあって、その分野で良く利用されているようです。

出村先生のサイト> http://demura.net/ 3次元空間における物理現象をプログラムで表現しようとした場合に必要となる面倒な計算がライブラリ化されているようで… SDKをダウンロードして、付属するサンプルプログラムをビルド…

・物が落下して跳ね返るシーン
・ボールが斜面に沿って転がるシーン
などなど… 動作させると、半端無く凄い!

カーアクションなど、リアルな3Dゲームソフトのモーションシミュレーションには、ほとんど、このライブラリが使われているとのこと… http://www.ode.org/users.html

drcauto も…

2010年1月8日

消えてしまったようです。
サイトにアクセスできなくなりました> http://www.drcauto.com/

WorldCAD Access の記事で知りました> drcauto out of business

唯一  LT 2010 にAutoLISPを提供する手段だったので残念です。

不要パソコン・家電を処分 – パソコンファーム

2010年1月6日

取引先の社長に教えていただきました。

パソコン・家電を無償処分…
http://www.highbridge-computer.jp/recycle/

必要な費用は送料のみ… 不要になったパソコンを宅急便で送りつけるだけで処分してくれるそうです。パソコンリサイクル法が施工されてから、使わなくなったパソコンの破棄処分に困っていたのですが… これはありがたいサービスですね。

究極!AutoCAD LT開発環境

2010年1月5日

昨夜… 詳説 ObjectARX―オブジェクト指向を利用したCADデータベース設計 の著者、小池氏と食事をする機会がありました。

長年、Autodesk社開発部に在籍されていた人です。ずいぶん前になりますが… 私もAutodesk社にて、小池氏講師のObjectARX関連のセミナーを受講したことがあります。独立された後、一度どこかでお会いして名詞交換をさせて頂いたことがありましたので、面識はありましたが… ゆっくりとお話をさせて頂いたのは今回が初めてでした。

業界話に華が咲き… とても楽しかったです。

小池氏の会社 有限会社ポリモフィズム で開発されております 「LT VB-COM」は、以前から、その存在は知っておりましたが…  初版がリリースされたのが、IntelliCADに入れ込み始めた時期と重なっていたこともあり、特別興味を持つことはありませんでした。

興味を持たなかった背景(つまり、IntelliCADへ進んだ理由)としては、Autodesk社の方針により、AutoCAD LT向けの開発環境は将来のVerUpに対応させることが難しく全滅… 将来はない!と考えていたからです。

ですが… 真面目に話を聞いてみますと、これ「LT VB-COM」は少し毛色が違うみたいですね… 実に上手い仕組みを使っています。基本的には AutoCAD の VerUp を心配する必要がありません… 賢い! 私的には、互換CADが提供を始めた ObjectARX開発環境と比べると、こちらのほうが正攻法で将来的にも明るいように思えました。

※LT2009/LT2010 など、最近のAutoCAD Version に対応した体験版が用意されていないのが残念… 加えて、ホームページもう少しなんとかしたら?と提案。 もっと脚光を浴びて良い技術だと思います。

謹賀新年

2010年1月1日

by Rhinoceros

Rhinoceros 使ってみた

2009年12月31日

作品を1つ作ってみたら、なんとなく使えるようになりました。 元祖は、AutoCADアドオンアプリケーションだったとのことで、AutoCADと概念が良く似ている。 少し前のAutoCADに賢いサーフェイスモデラーが付属したような感じ!? AutoCAD利用者であれば、さほど違和感なく、比較的、容易に習得できると思います。